この記事では、2019年7月19日にBeats by Dr. Dreから発売している完全ワイヤレスイヤホンについて、2年以上使用した僕 (@danshilife)が今更ながら、外観や音質、使用感をレビューしています。
欲しいけど、高いなーと悩んでいる方、メリットとデメリット参考にしてみてください。
「運動時にイヤホンのフィット感に気を取られたくない。着用時のかっこよさは大前提」というのが、僕のイヤホンを選ぶときの条件でした。
もしかして出会ってしまったかもと思ったのが、Beats by Dr. Dre(ビーツ バイ ドクター ドレ)の『Powerbeats Pro』です。
■Beats by Dr. Dre|Powerbeats Pro 概要と特徴
多くのプロアスリートからアマチュアのスポーツ愛好家までが使用しているBeats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」をレビューします。
完全ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」Beats by Dr. Dreは、2019年7月19日に発売しました。
HIPHOPの神様とも言われるDr. Dreと音楽プロデューサーのJimmy lovineによって2006年に誕生したオーディオブランドです。Beats by Dr. Dreといえば、大きくデザインされた「b」のロゴです。
これdanshiblog世代であれば、必ず電車やジム、街中で見た事あるといっても過言ではないイヤホンです。
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」は、¥33,800(税込)で発売しており、デザイン・音質共に美しい仕上がりの高級イヤホンです。(2023年時点)
本機の主な特徴は以下
- 耐汗耐水機能搭載
- 耳に引っ掛ける構造(イヤーフック)
- 空間オーディオを手助けし、サラウンドサウンドを体感
- AppleH1チップ搭載し、接続を常に維持
- ケース併用最大24時間以上つかえるロングバッテリー搭載
- デュアルオーディオコントロール機能搭載
- 音声操作可能
- Lightning充電ケーブル対応
■同梱物
Powerbeats Pro Wirelessイヤーパッド
充電ケース
4つのサイズから選択可能なイヤーチップ
Lightninig – USB-A充電ケーブル
クイックスタートガイド
保証書
ロゴステッカー
■本機のステータス
イヤーバッド
高さ:2.3cm
長さ:5.9cm
幅:3.8cm
重量:11g
ケース
高さ:4.3cm
長さ:7.7cm
幅:7.7cm
重量:80g
・Powerbeats Proの外観
こちらが実際の「Powerbeats Pro」のケース外観。日本人男性の平均的な手の平サイズです。
見た目はマットな黒を基調にしたケースで、
丸みを帯びており、美しいRを描いています。
【Airpodsとサイズ比較】
誰でも見たことがあるであろうAirpodsで比較してみました。
所持数が多く、家族や友人、恋人、仕事仲間など周りの方が所持しており、一度は見たことがあるであろうと勝手な判断のもと比較対象にさせていただきました。
やはり大きいです。大きすぎます。女性の支持率とても低そうな大きさです。
(このサイズなんとかならないものか…。)
イヤホンの形状はイヤーフックがついており、両サイドに「b」のロゴが目立っております。
■Beats by Dr. Dre|Powerbeats Proを2年以上使って分かったメリット
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」を使ってみた使用感をレビューしていきます。
・Powerbeats Proの耐汗耐水機能
運動を頻繁にする方にはヘッドホンよりもイヤホンです。
汗でパッドが湿ると最悪ですよね。でもヘッドホンでトレーニングするのめっちゃかっこいいですよね!
よく海外のアスリートや格闘家がCMなどでヘッドホンをしてトレーニングをしているシーンをご覧になる方は多いのではないでしょうか?
私も憧れてヘッドホンしていました。その結果分かったことですが、運動時のヘッドホン着用は、汗でイヤーパッドの部分が非常に湿ってしまうことです。
汗の水分によって故障の原因にもなりかねますが、清潔感とイヤーパッドの汗ばみ具合は、あまり気持ちが良くありません…。
特に夏の屋外において、汗や急な雨に備えて耐汗耐水性能は備えているので、おすすめです。
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」には、耐汗耐水性能が装備されていますが、海・川・プールでの使用は想定されておりません。
IEC規格60529(国際電気標準会議)に基づきIPX4等級に適合しているようです。
防水性能は、「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない(防沫型)」というレベルです。
言うなれば、汗や小雨程度を想定して作られているので、水泳時や雨天でのトレーニングには向いてませんね。
参考:日本産業規格「電気機械器具の外郭による保護コード(IPコード)」JIS C0920:2003 (IEC 60529:2001)
・Powerbeats Proのイヤーフックがトレーニングの際にとても便利
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」にはイヤーフックがついているため、激しい運動時も外れることはありません。
ウエイトトレーニングやヨガなどの動作の少ない動きをする予定の方は他のイヤホンでも良いと思います。
ランニング・ゴルフ・ダンスなどタフで激しい運動をする際の使用をお考えの方はぜひ検討していただきたいイヤホンです。
このイヤーフックが上下左右どのような動きにも対応しており、耳の形に沿ってフィットしてくれます。
耳には、耳介軟骨と呼ばれる軟骨の上に耳介筋という筋肉がついており、その外側を皮膚が覆っています。
通常この筋肉を意識して動かすことは難しいですが、筋肉がついている以上、上半身に力を入れた際に耳介筋が動くことがあります。
そのため実はイヤーフックのないカナル型やインナーイヤー型だと、力んだ時に耳介筋の動きで外へ押し出されてしまいトレーニング時に外れてしまうことがよくあります。(←私の経験上です。)
さらに走る・スイングするなどの動作時は、外れやすくなるので、イヤーフックは非常に重宝します。
ちなみに僕(@danshilife)は、走っている時にイヤホンが外れ、コロコロと転がり排水溝に吸い込まれていく経験を2度もしております。(あぁ…と情けない声が出ました)
・Powerbeats Proのサラウンドサウンド機能
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」は空間の音にこだわっており、サラウンドサウンド機能がついているので、音楽や映画、ゲームの音に立体感を持って聴くことが可能です。
サラウンドサウンドって何?って方もいますよね。
通常イヤホンを着用した際、右と左のイヤホンから音が聞こえてきます。
サラウンドサウンドでは、前後左右から音に囲まれ、ヘリコプターが通り過ぎる音や近くの音、遠くの音を聴き分けることができます。
そのためより映像にリアリティが増し、楽しみを倍増させます。
注意!
対応するハードウェアとソフトウェアが必要となり、コンテンツによってはドルビーアトモスが反応しないようなので、もう少し分かりやすく説明していきます。
まずドルビーアトモスとは、従来のサラウンドサウンドに上下の音を追加し、より音で空間を感じやすくすることのできる機能になります。
ドルビーアトモス対応コンテンツはVOD配信やNetflix、Disney Plus、Apple music、Amazon musicなどになります。
また全ての作品をドルビーアトモスで体感できるわけではなく、対応している曲や映画のみ再生することができます。これから普及していくコンテンツや作品も増えていきそうです。
・Powerbeats ProのApple H1チップ搭載により、接続時のストレス激減
Apple H1チップが搭載されており、Bluetooth接続している端末との接続を常時維持することが可能です。
また端末が近くにあるにも関わらず、接続が解除されてしまうこともなく、音が途切れることはございません。
・Powerbeats Proのバッテリー持続時間
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」はライトニング端子ケーブルで充電が可能です。
iPhone ユーザーの方にとっては使いやすく、何本もケーブルを持ち運ぶこともなく充電が可能です。
またイヤホンは最長9時間再生でき、充電ケースを併用すると24時間再生することが可能です。
またfast fuel機能により、5分の充電時間でイヤホンを最長90分使用することが可能なため、ついケースにしまい忘れていても、長時間困ることがありません。
僕の場合、トレーニング用に使用していることもあり、週2回使用しておりますが、充電回数は1回/月のみになります。
とはいえ、他機種のイヤホンと比較するとケースが大きい割に長時間バッテリーと呼べるほどの持続時間はないので、退勤時やオンライン会議、プライベートなど、使用頻度が多い方には、物足りない充電容量だと思います。
・Powerbeats Proのデュアルオーディオコントロール
デュアルオーディオコントロールとは、タッチセンサーではなく、物理的なボタンが搭載されているということです。
近年のイヤホンはタッチセンサーを採用している機種も多く、トレーニングの際の誤動作やグローブを着用する場合、反応しないなどハイテクが逆に不便になっていることがあります。
そのような場合でも物理的にボタンがあることで、誤動作の心配はなく、反応も正確のためストレスなく使用できます。
・Powerbeats Proは声操作可能のため「Hey Siri」が使えます
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」では、声操作をすることができます。
そのため「Hey Siri」と呼ぶことで、Siriが反応し、音声で作業を助けてくれます。例えばですが、「Hey Siri、〜の音楽をかけて」と言うと、お好きな音楽を音声操作でかけてくれます。
ただ僕は正直この機能ほぼ使いません。1人であれば使用することに抵抗はありませんが、どうしても屋外では人目を引いてしまうので、僕には少しハードルが高いです…。
もっとSiriの機能について詳しく知りたい方は、こちらをクリックください。
・Powerbeats ProはAppleユーザーには嬉しいLightning充電ケーブル対応
イヤホンの充電ケーブルって気にしたことありますか?基本的にイヤホンの購入時に付属で付いてくるので、なんでもいいって方ももちろんいると思います。
実はご自身が何のケーブルをよく使用しているのかを把握しておくと充電に困らなくなります。
端子の形状はいくつかありますが、イヤホンに採用されている端子は大きく3つです。
・Micro USB Type-B
・USB Type-C
・Lightning
基本的にはこの3つの端子が多く採用されております。
- USB Type-Bはアンドロイドやタブレット機器などに使用されることが多い
- Type-Cは最新(2023年時点)アンドロイド製品やApple製品に使用されている
- Lightning端子では、主にiPhone, iPad, AirPodsに使用されており、iPhoneユーザーにはかなり使いやすい端子になっています。Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」ではLightning端子が採用
お知り合いに借りる、職場用、家用や持ち運び用などどこでも同じ端子で充電できるので、端子を揃えると充電器忘れたーなんて時も便利かもしれません。
■Beats by Dr. Dre|Powerbeats Proを実際につかって分かったデメリット
・Powerbeats Proのケースが大きい
(左)AirPods(右)Powerbeats Pro
ケース
高さ:4.3cm
長さ:7.7cm
幅:7.7cm
重量:80g
ケースが大きすぎます。女性の小さなバッグでは絶対邪魔になり、必ずお留守番が増えていきます。
男性のビジネス用の通勤バッグでも大きく感じるかもしれません。トレーニング用で購入する分には全く問題なく持ち運びしています。
・Powerbeats Pro長時間の着用が疲れる
僕の耳の形にはやや合わず、2時間以上使用すると対珠と呼ばれる軟骨部分に違和感があり、気になって集中を阻害します。
ただ2時間以内の着用で気になったことはないので、これからも使用していこうと思っています。
・Powerbeats Proはマスクやサングラス、ピアスへ干渉する
コロナ禍での外出先でマスクをしないということは、食事中くらいでしょうか。もちろん僕の通うジムでもマスク着用は館内ルールとしてあります。
ただトレーニング中の給水時や、普段使いではカフェで休憩なんて際にもマスクを外します。前述でイヤーフックについて、お薦めしてきましたが、こういった状況ではイヤーフックが邪魔してきます。
- マスクの紐に引っかかる
- サングラスに干渉してイヤーフックとサングラスを引っ掛けている耳の部分が痛くなる
- ピアスに引っかかる
など時には鬱陶しいことも…
・Powerbeats Proは音漏れがする
50%ほどの音量では音漏れはないので、普段使いの方には問題ないかと思います。
実際に隣で聞いてもらったところ、僕のように100%の音量で使ってしまうような耳の健康を考えていない方の場合は、そこそこ音漏れしてしまいます。
ジムで使用する方には問題ないかと思いますが、図書館や社内などある程度静かな場所や静かでいることがマナーとされる場所では、音漏れを気にしていただければと思います。
■Beats by Dr. Dre|Powerbeats Proレビューまとめ
Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」のレビューを行ってきました。値段もそれなりにするので、総合的に良いイヤホンです。
個人的にはドルビーアトモスには感動しております。前後左右上下からの音は必ず体験していただきたいです。
イヤホンから音が鳴ってるはずなのに見ているiPhoneから音が出ていたり、かと思えば後ろから音が駆け抜けていったりと、音のマジックに感じます。
またアスリート用に設計されていることもあり、トレーニングしている方にはかなりカッコ良くかつ運動時の外れてしまうなどのストレスなく、トレーニングできるかと思います。
メリット | デメリット |
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